クロカナブンの飼育(産卵結果)
今年野外で、国産のクロカナブンを1頭だけ採集しました。緑やブロンズ色のカナブンは毎年多数見かけますが、全身オールブラックのクロカナブンはなかなか見かけません。私の中では貴重なカナブンとなっています。
そのクロカナブン、採集した1頭頭がたまたま♀でしたので、思い切って産卵させてみることにしました。今日はその産卵結果をご紹介したいと思います。
まずは参考画像の紹介と言いたいところなのですが、あいにく画像を撮影しておらず、きちんとしたクロカナブンの画像がありません。すみませんがご了承下さいませ。では産卵セットの方法からご紹介したいと思います。
<産卵セット時の方法>
【累代】天然ものWD♀を使用
【使用したマット】黒土マット
【使用した容器】クリーンケースS
【水分量】水分量は通常のセットよりは少な目、マット開封後、ほぼ加水なし
【マットの詰め方】ケース底面10センチ程度、少し強く詰めて上部3センチはフンワリと。
【設定温度】25~28℃前後(大体27℃キープ)

<産卵結果>
幼虫14頭
今回、1セットしかなかったクロカナブンに産卵結果は幼虫14頭という結果でした。幼虫はどれもすでにある程度大きくなっていました。卵は無かったので、親♀は早々に産卵したのだと思います。
私は今回初めてクロカナブンの産卵に挑戦しましたが、数は少ないものの見事に幼虫を得ることが出来ました。産卵セットのセッティングの際、通常のカブトムシなどのセットはとは違い、マットの水分量は少し少な目にしました。マットを開封して、加水せずにそのまま使用。マットを手で握ると土団子は出来るか出来ない程度、少しでも揺らすと簡単に崩れてしまいます。マットをケースに敷き詰める時も、水分量があまりないので、底部を固く敷き詰めても、マットは固まりません。あくまで私のやり方にはなりますが、カナブンなどのブンブン系は産卵セット時は水分量を比較的少な目にセットするようにしています。
あとは25~28℃の温度帯で管理。極力27℃をキープ出来るような感じで管理しました。結果14頭と多産ではありませんでしたが、クロカナブンは初挑戦でしたので、とても満足しています。また来年も捕獲できたら、再度挑戦してみたいと思います。(^^)
コメントはまだありません »
No comments yet.
RSS feed for comments on this post. TrackBack URL
最近のコメント